水洗いレジンのイロハ

水洗いレジンのイロハ

水洗いレジンのパラメーターに関しては、ご使用になる機種や個体値、FEPフィルムの種類や状態・Z軸キャリブレーション・LED照射ムラ、レジンのロット差や使用温度など、様々な要因で影響を受けます。
従いまして、こちらではご参考程度に一定の数値をお載せ致しますが、ベストなパラメーターは皆さまにてご探求頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。下記はユーザー数が多いPhotonやD7の低価格機種(照射強度約25Wから35W)での参考パラメーター値になります。
Phrozen ShuffleやFlashforge Hunter等の高強度照射が可能な機体の場合は、照射時間を下記の参考値よりも短くしてください。


灰色水洗いレジン
積層ピッチ: 0.01-0.05
照射時間: 12-15秒
Off Time: 1-2秒
ボトム照射時間: 60-80秒
ボトムレイヤー: 6-7層
特徴: 透明色より柔らかいため、加工しやすいです。模型/フィギュア向け


透明色水洗いレジン
積層ピッチ: 0.01-0.05
照射時間: 14-25秒
Off Time: 1-2秒
ボトム照射時間: 70-80秒
ボトムレイヤー: 7-8層
特徴: 灰色より強度固め。但し硬化にやや時間がかかります。


白色水洗いレジン
積層ピッチ: 0.01-0.05
照射時間: 10-13秒
Off Time: 1-2秒
ボトム照射時間: 60-70秒
ボトムレイヤー: 6-7層
特徴: 硬化が一番早く、分離もほぼ起きません。
ヒビ割れの発生率も一番低いです。


分離と攪拌

灰色と白色の水洗いレジンは、長時間放置すると顔料が分離する傾向にあります。
特に5-6時間を超える長時間の造形(高さのある造形物)を行う場合、顔料/原料の分離が原因で途中から造形ミスが生じる確率が上がります。

この場合は、一時停止しタンク内のレジンを攪拌するか、造形中に隙間から攪拌を行うことによって、出力ミスを軽減できます。
(やや難易度が高いですが、、)
なお、現在販売中の灰色/白色水洗いレジンは改良版となっており、分離しづらくなっております。
ただ、100%必ず分離しないというわけではないので、余裕がありましたら攪拌をお願いしております。
使用前はしっかりボトルを忘れずにガシガシ振ってください。


二次硬化及びヒビ割れ

水洗いレジンは過度の二次硬化は禁物です。
特に造形直後に数時間のUV照射をした場合、ひび割れと反りの原因になることが判明しております。
また、中空の造形物もひび割れの発生率が上昇します。
まずは、水で洗浄後、造形物を数時間から1日程度放置してください。空気に触れることによって、強度が増します。
べたつきが気になる方は、最後の仕上げでハンドソープやサーフェイサー等をご使用されることをお勧めしております。


水洗いレジンの廃棄方法

水洗いレジンの成分は有機溶剤中毒予防規則の規制対象外となっており、下水に流しても問題はありません。
しかし、個人的には新聞紙やキッチンペーパーに吸わせてから燃えるゴミにて廃棄して頂くことを推奨しております。
レジンVat等については、水でささっと洗い流して頂くか、アルコール付きのウェットティッシュなどで拭いてください。


Shuffle/XL、Wanhao D7、Anycubic Photon等
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スペシャルサンクス

情報をシェアして頂いた皆様です。ありがとうございますm(__)m
こちらのページは今後も内容のブラッシュアップをしていく予定です
他にもサンプルデータをお持ちの方や、D7及びPhoton以外の機種をご利用の方、そして何か他にお気づきの点等ございましたら是非お知らせ頂けますと大変助かります!